• 硝子体手術

    硝子体を切除し眼内の環境を整える手術です

  • 硝子体手術とは

    網膜硝子体疾患の手術方法

    網膜硝子体疾患の原因は、網膜硝子体界面の状態(後部硝子体剥離や硝子体牽引など)によって起こるものが多くあります。その治療のために、硝子体を切除し、網膜硝子体牽引を解除し、網膜上の膜剥離などを行い、網膜機能を保存する手術が、硝子体手術です。
    眼科手術の中でも、一番細かい手術といってもいいほどの繊細な手術になります。
    みはら眼科でも、開業以来この手術に積極的に取り組んできており、機械や技術の進歩に伴い開業当初20Gでの手術であったものが、その後23Gへ、現在では25Gから27Gというさらに小さい創口での手術が可能となっております(経結膜小切開硝子体手術〜MIVS:micro invasive vitrectomy surgery)。

硝子体手術の方法
  • 現在では、以前の20Gでの手術時と比較して低侵襲での手術が可能となり、手術時間の短縮や術後炎症の軽減が認められ、疾患によっては、さらにより良い術後視機能の保持が可能となってきております。
    また、ある程度のご年齢以上では(50歳以上と言われる場合が多いですが)、硝子体手術後に白内障の進行を生じることも多いため、同時に白内障手術を行うことが一般的です。

【最新鋭の機器導入】次世代手術プラットフォーム「UNITY VCS」

当院では、患者様により安全で高精度な手術を提供するため、アルコン社の最新鋭手術装置**「UNITY VCS(Vitreoretinal Cataract System)」**を導入いたしました。

  • 世界最高峰の切断速度(30,000カット/分)

    従来の装置(20,000カット/分)を大幅に上回る超高速切除が可能です。これにより、網膜への牽引(引っ張り)を最小限に抑え、より精密かつ短時間での手術を実現します。

    革新的な流体制御システム

    リアルタイムで眼内圧(IOP)をモニタリングし、手術中の眼圧変動を極めて安定に保ちます。前房の深さが急激に変化するリスクを抑えるため、安全性が飛躍的に向上いたしました。

    4D Phacoによる低侵襲な白内障手術

    白内障手術と硝子体手術を1つのプラットフォームでシームレスに行うことが可能です。最新の超音波技術(4D Phaco)により、従来比で最大約40%少ないエネルギーで水晶体を処理できるため、目への負担が軽減されます。

〈 硝子体手術の適応 〉

  • 糖尿病網膜症
    硝子体出血(混濁)
    網膜剥離
    網膜前膜
    黄斑円孔
  • などがあります。
    これらの疾患の中には、放置すると失明につながるような、治療に緊急性を要するものもあり、注意が必要です。当院では、多種の高度な診断機器を駆使して、適切な診断を行った上、適切な時期に手術を行える様に努めております。
    手術時間は、疾患や重症度によって異なりますが、おおむね40分程度で終了し、ほとんどの症例で局所麻酔での手術が可能になりました。疾患によっては、手術終了時に眼内にガス注入などが必要になることもあり、術後にうつ伏せなどの体位制限が生じることもあります。
    その他、細かいことなどは、専門医師である院長やその他医師、スタッフにお気軽にお問合せ下さい。

  • 糖尿病網膜症

    糖尿病の合併症で、網膜の血管が詰まったり破れたりする病気です。進行すると新生血管から出血(硝子体出血)が起きたり、増殖膜が網膜を引っ張って「牽引性網膜剥離」を引き起こしたりします。手術では出血や増殖膜を除去し、必要に応じてレーザー照射を行います。

  • 硝子体出血(混濁)

    糖尿病網膜症や網膜静脈閉塞症、網膜裂孔などが原因で、硝子体の中に血液が溜まった状態です。光が網膜に届かなくなるため、急激な視力低下や飛蚊症を自覚されます。出血を直接除去することで、速やかな視機能の改善を目指します。

  • 網膜剥離

    加齢や外傷で網膜に穴(網膜裂孔)が開き、そこから網膜の下に水が入り込んで網膜が剥がれてしまう病気です。放置すると失明の恐れがある緊急疾患です。手術では剥がれた網膜を元の位置に戻し、レーザーで固定します。

  • 網膜前膜(黄斑前膜・黄斑上膜)

    網膜の中心部である「黄斑」の上に、薄い膜が張る病気です。膜が収縮することで網膜が歪み、「物が歪んで見える(変視症)」「視力が低下する」といった症状が現れます。手術でこの膜を丁寧に剥離することで、症状の改善を図ります。

  • 黄斑円孔

    黄斑部の中心に小さな穴が開いてしまう病気です。物が歪んで見えるほか、視野の中心が暗く見えなくなります。手術では硝子体を除去した後、眼内にガスを注入し、その浮力を利用して穴を閉鎖させます。

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